フランス語を勉強していると、単語や文法はもちろん大切ですが、「フランス語らしさ」を感じられる瞬間は、実は**慣用句(イディオム)に出会ったときです。とくに色(couleurs)**を使った表現は、フランス語らしい感性や、フランス文化の奥深さがぎゅっと詰まっています。
色は単なる視覚的な情報ではなく、感情・雰囲気・価値観を伝える道具です。だからこそ、色の慣用句を知るだけでフランス語の世界をより豊かに楽しむことができます。
この記事では、私ジャン・K・マチューが執筆した新刊 « フランス語で話そう! 色の表現・慣用句130 » をきっかけに、フランス語単語の学習方法やフレンチライフスタイル的な思考についてお話しします。
色のイメージは文化そのもの
たとえばフランスで「白(blanc)」は、
清潔・純粋・中立を象徴し、「carte blanche(白紙委任)」のように自由を意味します。
「青(bleu)」は平和や静けさ、またフランス国旗やスポーツから来る誇りの象徴でもあり、
「avoir les bleus(ブルーになる=気分が沈む)」のように感情にも使われます。
こうした色に関連する表現は、日常会話、ニュース、ドラマ、ビジネス会議など、至るところで聞かれます。
つまり、これは単なる語学的な知識ではなく生きたフランス語なんです。
色の慣用句を理解すると、フランス語の音やリズム、文化的背景が一気にクリアになります。
それはまるでフランスの日常を直接のぞき込むような感覚です。
どうして色の慣用句を学ぶと会話力が一気に上がるのか?
多くの日本人学習者が悩むのは、「自然な会話の引き出しが少ない」という点です。
単語や文法は知っているのに、いざ会話になると、
- 同じ言い方ばかりしてしまう
- 言葉の選び方が固い
- どこか“外国人っぽく”聞こえる
という悩みが出てきます。
実はここで大きな鍵になるのが、慣用句です。
特に色の表現は、
- シンプルで覚えやすい
- ニュアンスが豊か
- 会話に自然に入れやすい
という特徴があります。
例えば:
◆ “voir la vie en rose”
「人生をバラ色に見る」→楽観的で幸せな状態。
恋愛話でも、旅行の思い出でも、仕事の成功談でも使えます。
とてもフランス語らしい柔らかい表現です。
◆ “être dans le rouge”
「赤字状態」→お金・エネルギー・時間が足りないときに使います。
働きながらフランス語を勉強している人にとって、
「今月も忙しすぎて dans le rouge です…」
なんて言えたら、とても自然でしょう。
◆ “voir noir”
「悲観的になる」
仕事が大変だった一日の終わりに言える表現で、
フランスで本当に日常的に使われます。
たった1つの慣用句で、あなたのフランス語はグッと自然になるのです。
フランス語学習の“壁”を超えるコツは、色を使った語彙の理解
色の慣用句は、その色に対する文化的イメージが反映されています。
だからこそ、単に覚えるだけでなく、背景となる文化を理解することで、記憶にも定着します。
これはまさに**フランス文化(フランス 文化)**を深く知ることにもつながります。
たとえば「青=憂鬱」「黄=嫉妬」「黒=厳しさや不吉」などは、
アジアとは異なるヨーロッパ的な連想です。
語彙を“文化のつながりで覚える”のは、フランス語 単語を覚える上でとても効果的です。
日本人学習者が色の慣用句を学ぶべき理由
日本語にも色の慣用句はありますが、フランス語の方が圧倒的に多いのが特徴です。
さらに、フランス語では比喩表現が日常会話のど真ん中で使われます。
つまり――
色の慣用句を知らないと、会話の大事な部分を聞き漏らしてしまう。
だからこそ、日本の学習者にとっては優先度が高い分野なのです。
この本では、日常で実際に使われる130個だけを選び、
難しい・使わない・古い表現は除外しました。
読者からよく言われるのは:
「これ、Netflixで昨日聞いたやつだ!」
「職場のフランス人が普通に使ってた!」
「学校では絶対教わらないけどめちゃくちゃ役立つ!」
という声。
まさに、実用性こそがこのシリーズの目的です。
『フランス語で話そう! 色の表現・慣用句130』とは?
この本では、以下のような構成になっています:
- 意味(やさしい日本語)
- フランス語の定義(ネイティブのニュアンス)
- 英語訳
- 例文
- 例文の日本語訳
- 文体(カジュアル・標準・フォーマル)
- ニュアンス(肯定的・否定的・比喩的など)
つまり、
理解・記憶・実用のすべてが1セットで身につく設計です。
あなたが今日から使える表現ばかりを厳選しています。
ここから本の内容をチェックできます:
👉『フランス語で話そう! 色の表現・慣用句130』

フレンチライフスタイルは“色”から感じられる
色表現を知ると、フレンチライフスタイルの感覚もつかめます。
フランス人がどう考え、どう感じ、どんな価値観で会話しているのか――
その“空気”が理解できるようになるからです。
フランス映画、カフェでの会話、友人同士のやり取り…
色の慣用句はあらゆる場面に登場します。
フランス語 勉強をするあなたにとっては、
語彙力を増やすだけでなく、
文化の理解も深められる最高の切り口です。
まとめ:色の慣用句を覚えることはフランス語の世界を一気に広げる近道
色を通して慣用句を学ぶと――
- ニュアンスが理解できる
- 会話がより自然になる
- フランス文化に深く触れられる
- 語彙が体系的に頭に残る
- フレンチライフスタイルの感覚も身につく
これは、単なる語彙暗記ではなくフランス語の“センス”を鍛える方法です。
色の慣用句は、あなたのフランス語を必ずレベルアップさせてくれます。
ぜひ一緒に、フランス語の色彩豊かな世界を楽しみましょう。
